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妊活

​妊活・マタニティー歯科

 ​ 仲田院長は近隣の清水産婦人科において妊産婦と赤ちゃんのための 予防歯科教室の講師を10年間勤めておりました。以来、もうすぐママ・パパになる人たちのお口の問題のご相談や歯科治療を行ってます。

​ こんな心配があったら、ご相談下さい。

  • 今まで口の健康に無頓着だったけど、出産と子育てを控えてこのままでいいかしら?

  • 赤ちゃんへの歯科治療の影響は?

  • パパやママにむし歯があると、生まれてくる赤ちゃんはムシ歯になりやすいの?

  • 生まれてくる赤ちゃんのお口の健康を保ちたい!

目次

妊活を始めたら口の中にも注意しましょう

 妊活を始めたら、妊娠前にむし歯と歯周病の治療や親知らずを抜くなど出来ることは早めにおこないましょう。

 

 歯科疾患には自覚症状がなくても意外に進行していて、治療に期間を要する場合があります。また、妊娠してからの悪阻(つわり)と精神的不安定、生まれてくる赤ちゃんへの影響を考えると、妊娠中や出産後の授乳・育児の期間に歯科治療を受けなくてすむように事前に健診や治療を受けるようにしましよう。

 

 また、 親のムシ歯菌(ミュータンス連鎖球菌)は唾液を介して子供に伝搬するため、出産までにムシ歯を治療することはもちろん、歯科衛生士からブラッシング指導歯のクリーニングを受けて、菌を減少させることが大切です。 さらに、歯周病は早産や低体重児出産と関連があるとする報告もあります。妊活中に口の中を清潔に保つことは、自身の口腔の健康を保つだけでなく、無事に妊娠・出産して、生まれてくる子供の感染の機会を少なくするためにも大切です。妊活を機会に、健診を受けてはいかがでしょうか。

妊活を始めたら口の中にも注意しましょう
歯周病は早産の可能性を増加させます

歯周病は不妊リスクを高める要因です

  ヘルシンキ大学の研究チームが、歯周病が女性不妊の要因に成り得ると発表しました。

 研究チームの歯周病専門歯科医スザンナ・パジュ(Susanna Paju)氏は、南フィンランドに住民登録があり、19歳から42歳まで(平均年齢29.2歳)、健康で妊娠していない女性256人を対象に、1年間に亘り、唾液中における歯周病原性細菌「ポルフィロモナスジンジバリス」を検査しました。この1年間に妊娠しなかった女性は、妊娠した女性と比べ、唾液中の「ポルフィロモナスジンジバリス」の量が3倍でした。また、歯周病や歯肉炎の症状が生じている女性は、症状がない女性と比べ、不妊率は4倍に増加したと報告しています。

 

 この結果から、歯周病を引き起こす「ポルフィロモナスジンジバリス」によって年齢の若い女性は妊娠しにくくなるとして、妊娠適齢期の女性は日常の口内ケアを怠らず、加えて、定期的に歯周病検査を受けることを推奨してます。

 妊娠を望む女性は、口の衛生状態の良好に維持して、歯周病予防を軽視してはいけません。

妊娠すると歯周病になりやすくなります

妊娠すると女性ホルモンの増加などにより、歯周病になりやすくなります。

​妊娠前には、女性ホルモンの分泌は月経周期によって変動していますが、妊娠すると出産に至るまで分泌量は増加し続けます。

 

このホルモン量の増加によって、

  • 歯周組織を変化させて、歯ぐきが腫れたり血がでやすくなったりします。

  • 歯周病原菌を排除する免疫力が低下します。

  • 歯周病原菌が大幅に増加することがあります。

そのうえ、つわりで口のなかが不潔になりがちです。

  • 歯みがきが十分にできず、

  • ​一度に食べらる量が減って、食事回数、間食が多くなることもあり、

  • 唾液量が減って自浄作用が低下します。

こうして、妊娠すると歯周病になりやすくなります。実際、​2012年から2014年に熊本県で実施された妊産婦健診では、9527名の歯科健診受診者の実に3人に一人(32%)​で歯周病を認めました。

妊活中・妊娠中で、特に次の4項目のいずれかに当てはまる方は、受診して対策しましょう。

  • 歯磨きの時に歯ぐきから血が出る

  • ぐらつく歯がある

  • 歯ぐきが​腫れることがある

  • ​歯科医院には歯が痛い時しか行かない

妊娠すると歯周病になりやすくなります
歯周病は不妊リスクを高める要因です

歯周病は早産の可能性を増加します

 以前は小さく生まれた赤ちゃんを未熟児と呼んでました。でも、小さければ未熟というわけでもありません。現在は、学問的に「未熟児」ということばは使わないことになっています。

 お腹の中にいた期間によって、赤ちゃんの成熟度は左右されます。お腹の中にいた期間が長ければ、相対的に成熟しています。妊娠37週0日から41週6日までが「正期産」。それ以前の、妊娠22週0日から妊娠36週6日までの間に生まれると「早産」と言われます。


 早産の原因は、お母さんの健康状態や喫煙習慣などさまざまですが、子宮や膣での感染症もそのひとつです。


 子宮や膣での感染症によって炎症がおこると、それに伴って身体がさまざまな物質を作り出します(それをここでは“炎症物質”といいます)。この“炎症物質”の中には、子宮を収縮させて出産を促す物質も含まれているため、早産を引き起こすことがあるのです。


 重い歯周病にかかった母親は、早産や低体重児を産むリスクが高いことが報告されています。これは、歯周病にかかった歯周組織が作り出す“炎症物質”が血液中に入り込み、子宮の収縮に関係しているためだと考えられています。また、歯周病菌の毒素が歯周ポケットから血液中に入り込むことで、血液の“炎症物質”を増やすことも関係していると考えられています。

歯周病|早産
歯周病|妊娠|早産
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妊娠中に歯科治療できますか?

 お腹の赤ちゃんへのの影響を心配して、歯科受診を不安に思っている妊婦の方は多いのではないでしょうか。

 特に心配されるのは、レントゲン撮影、局所麻酔や抗生物質による影響でしょうが、妊娠中期(5ヶ月 6ヶ月 7ヶ月 16週〜27週)であれば母子とともに安定しているので、妊婦が健康であれば簡単な外科処置も行うことができます。

 しかし、妊娠初期は胎児の大切な器官形成期であり、胎児の感受性が高い時期ですので、できるだけ対症療法を行います。また妊娠後期には大きくなった子宮が周辺を圧迫しますので、体調に合わせた治療が必要になります。

​ 妊娠後期に歯科治療のチェアで仰臥位(仰向け)になると子宮が静脈を圧迫し、低血圧を起こし、顔面蒼白、冷や汗、嘔吐など仰臥位低血圧症候群をきたすことがあるから注意も必要です。でも、こんな時には、体を左側仰臥位(左を下にする)にすることで症状を解消できます。

妊娠中に歯科治療できますか?

妊娠中に歯科でレントゲン検査、麻酔、投薬を受けても大丈夫ですか?

 歯科のX線撮影は、腹部から離れており、防御エプロンを着用することから、胎児への影響はほとんどありません。

 

 また、日本で1年間に浴びる自然放射線量は約1.5ミリシーベルトであるのに対し、当院で撮影するX線検査での放射線量は0.01ミリシーベルトです。

 

 つまり、1年間に浴びる自然放射線量の約150分の1で、これは2日半分に満たない放射線量ですから心配ありません。もちろん、レントゲン検査は必要最小限の撮影に留めるのが原則です。

​ 当院で使用する麻酔薬はアドレナリン添加2%リドカイン製剤は、通常の使用量であればお腹の赤ちゃんへの危険性はほとんどないことが報告されています。 麻酔を施行せずに痛みを我慢するストレスの方が、胎児への悪影響を及ぼすとも言われます。 

 当院では、日本産婦人科学会の「産科ガイドライン」と国立生育医療研究センター「妊娠と薬情報センター」の資料を参考にして適切な薬剤を症状に応じて必要最小限で投与することがあります。

妊娠中に歯科でレントゲン検査をしても大丈夫ですか?

むし歯・歯周病は遺伝するの?

むし歯|歯周病|遺伝

 親がむし歯・歯周病だからといって、必ずしも赤ちゃんがむし歯・歯周病になるとは限りません。

​ 

 さまざまな疾患や障害で遺伝要因と後天的要因がそれぞれどのくらい影響しているかは違っています。高血圧や糖尿病に遺伝が関係していことはよく知られていますが、これらの疾患に比べるとむし歯・歯周病は遺伝的要因の関与が小さいと考えられてますが、むし歯・歯周病の「なりやすさ」は遺伝します。歯や唾液の質が遺伝するので、遺伝的に歯が弱い人は虫歯になりやすいというわけです。

 

 むし歯・歯周病の遺伝的なリスクは、その後の行いで変えられるます。ブラッシングやフッ素の利用・歯科医院での定期的クリーニング、食生活の改善で口腔内環境を整えれば、病気を未然に防ぐことができます。子のような対策を当院は積極的にサポートします。

むし歯・歯周病は遺伝するの?

赤ちゃんの予防歯科はマイナス1歳から!

むし歯、歯周病は家族パートナーからもらいます

 むし歯菌は歯が生える前にはお口の中にはいませんが、子供の菌は母親から51.1%、父親から31.4%、そ の他18.6%で唾液を介してうつって、1歳半から4歳までにむし歯菌が子供に定着します。 

 むし歯菌がうつるのは乳幼児のころですが、歯周病菌は中学生以降と遅くて成人になってからもうつります。アメリカでは「歯周病はキスで感染する」と広く理解されているようです。
 

 むし歯菌・歯周病菌は直接の口移しや、食 べ物の噛み与えのみならず、取り箸を使わない直箸の習慣、スプーンなどの食器、歯磨き・うがいのコップの共有に よってうつります。ですから、このような行動を控えることが必要ですが、赤ちゃんへの菌を極力うつさないためには、赤ちゃんが生まれてくるまえに周囲の家族のお口 を治療して清潔にしておくことも大事でです。

赤ちゃんの予防歯科はマイナス1歳から!
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